Time waits for no one.←(゜Д゜)ハァ?

Time and tide wait for no one.

私はお馬鹿なので意味を調べてしまいました。
「歳月人を待たず」のことわざを英語にしたようですね。

盛年重ねては来たらず　一日再びは晨になり難し
時に及んでは当に勉励すべし　歳月は人を待たず

簡単にすると・・・
血気盛んな時代は、二度とは来ないし
一日のうちに、朝は二度はない
時機をのがさず、努めて楽しむべきだ
歳月はどんどん過ぎて、待ってはくれないから

タイトルの文章は、劇場版アニメーション『時をかける少女』の黒板に書いてあるものです。
キャラメルボックスの『クロノス』シリーズを見てから、タイムトラベルものに興味が出て、『時をかける少女』をみました。
ネットでの評判が良いのは耳にしていたのですが、今更ながらみました。

キャラメルボックスの『クロノス』シリーズで使われたタイムマシンは、?数年前の過去に少しだけ滞在できるが、現在に戻れるわけではなく遠い未来に弾き飛ばされる。?３９年前に飛ぶことができるが戻れない。欠陥タイムマシンなんですよね。もちろん過去の改変により現代の事象も影響を受けるタイムパラドックスがあります。

『時をかける少女』はもっと都合が良いタイムリープという能力で、ゲーム好きなら説明しやすいのですが、ＲＰＧでセーブした時点に戻れるんですよ。もちろん、飛んだ先に自分はいません。人生何度でも分岐点からリセットで戻れるんですよ！
でも話が進む中で、実はタイムリープには回数制限があることわかったり、自分の行動によって周りの人間も微妙ながら変化が出てしまいます。
他人の恋には前向きで、自分の恋には後ろ向きな主人公が、タイムリープの末に選んだ道とは・・・。

この作品は単なるタイムトラベルものではなく、恋愛と主人公の心の成長を描いた物語ですね。作品最初と最後の主人公が変わったように、私も作品を観る前と後で変われたらなんて思います。

すんげ〜ツッコミ所が多いのですが、観終わったあと心に残る良作でした。「ありがとう！」と製作陣に言いたい。