君は何かができる

若い日はみな何かを目指せ 秘めた力自分じゃわからないよ
夢を大きく持とう そうだとびきりでかく
答えよりもっと大事なことは 勇気出して自分を試すことだ
君は何かができる 誰も何かができる
熱い想い燃やせばそれで 心も体もさわやかだ 僕らは
若い日はみな進んでゆけよ 後ろ向くな前だけ向いてゆけよ
それが青春なんだ それが青春なんだ


ご存知の方も多いかと思いますが、テレビアニメ「キャプテン」の主題歌「君は何かができる」です。この「キャプテン」の続編である「プレイボール」が今月より放送開始されました。故ちばあきお先生のマンガは素朴なのですが、スポーツに対するひたむきな情熱を描いた作品が多く、私もファンでいろいろと集めてました。ちなみに「あしたのジョー」「あした天気になあれ」で有名なちばてつや先生は4兄弟の長男で、三男のちばあきら先生と四男の七三太朗先生が協力して作ったのがこの「キャプテン」なんです。


「プレイボール」は「キャプテン」で1代目の主役を演じた谷口クンの高校時代を描いたものです。中学校野球の強豪青葉学院に挑む谷口キャプテンの武器は「努力」 野球に対する情熱と努力でチームをまとめあげ青葉学院に挑むわけですが、ファールボールを追ってベンチへ突っ込んだ谷口くんは右手の指を骨折してしまいます。周囲の意見を押し切り、怪我した指で投げぬき勝利した代償は大きく、彼はボールを投げられない身体になってしまいました。
そして高校へと進学するのですが、いつもフェンスで野球を眺めている谷口クンを誘ったのはサッカー部の主将。谷口クンはサッカー未経験とはいえ彼は持ち前の努力でレギュラーを手に入れるのですが、やっぱり野球が諦められないのです。ボールが投げられなくても代打ならできると再び野球に戻った谷口クン。右手の指が動かないギャップを克服することができるのか!?


ひたむきに努力するこの少年の姿は今の世の中に必要だと思います。
「努力すれば誰だって何かができる!」
「その何かをつかむために生きることこそ人間には必要なんだ」
こんな思いがこの作品から伝わってきます。ちばあきお先生のメッセージを一人でも多くの人に受け止めてもらいたいものです。